先月は、いろいろなショートカットキー(CtrlキーやAltキーなどと同時にあるキーを押すこと)によって、機能選択を短縮できる操作のことについて紹介しました。今回は、何かキーを押しながらのマウス操作です。これがハマると大変に便利ですし、操作が楽しくなります。
以下では、私が良く使うものを紹介します。(誌面の都合上で、マウスのドラッグ&ドロップを、単にドラッグと略します)
- <コピーと移動>
- Ctrl+ドラッグとShift+ドラッグ
- ご存知のようにファイルやフォルダを普通にドラッグすると移動ですね。しかし、今後は、Ctrlを押しながらドラッグするとファイルのコピーとなります。右クリックしてコピー、そして貼り付けが一つの操作で出来ます。一方、別のドライブにファイルを普通にドラッグするとそれはコピーですが、Shiftを押しながらドラッグすると今度は移動となります。CtrlとShiftが丁度逆の役目をします。私は最初この2つの関係を知った時には面白いと思いましたし、これを考案した人にえらく感心してしまいました。
- <プロパティー表示>
- Alt+アイコンのダブルクリック
- これが実は重宝するのです。ファイルの大きさやフォルダに含まれるファイルの容量の合計を知りたい時にはこれです。
- <画面の拡大・縮小機能>
- Ctrl+ホイール動作
- WordやExcelなど多くのソフトが対応していますが、画面の拡大・縮小機能となります。
- <ファイルの複数選択1>
- Shift+クリック
- フォルダ内のファイルの複数選択は、マウスの操作でアイコンを囲むことでできますが、一覧表示から簡単にかつ確実に選択できる方法が、Shiftキーです。先頭のファイルをマウスでクリックしておいて、次に最後のファイルをShift を押しながらクリックするのです。そうすると、その間にあるファイルがすべて選択されます。因みに先月紹介した、フォルダ内の全てのファイルを一遍に選択するショートカットキーは、Ctrl++Aでしたね。
- <ファイルの複数選択2>
- Ctrl+クリック
- フォルダ内のファイルを、ひとつずつ飛び飛びに選択したい場合には、Ctrlを押しながらマウスでクリックするのです。同じファイルをもう一度クリックすると選択が解除されます。確認しながら選択ができるので重宝します。
- <ファイルを開く、フォルダを開く>
- アイコンを選択しEnterキー
- 実は意外に知られていない機能ですが、Enterキーはダブルクリックと同じ作用をするのです。また、ダブルクリックでは出来ませんが、複数のファイルを一度に開きたい場合にはEnterで可能です。
この他にも、ソフトごとに便利なショートカットキーはまだまだたくさんあります。3つや4つのキーの同時押しも結構あります。沢山覚えて使うことによりマウスの使用頻度が減り、操作が快適になるでしょう。参考までに言うと、すべての操作はキーボードだけで可能です。しかし稀にですが、マウス使用が前提のソフトを見つけたりするとがっかりします(^_^;)