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パソコンライフ 第46回  2002年1月号PC Life 46  2002/1/1

私の考えるIT教育(習うより考えよう!)

 インフォメーション・テクノロジー、即ち、IT(情報通信技術)ですが、最近はIT革命、IT産業などITが頭に付いた言葉がたくさん見られます。少し昔は、マルチメディア、もう少し前は、ファジーが流行(はやり)でした。日本人は特に流行に敏感なようですが、冷めるのもまた早いですね。ゲームセンターも、プリクラの衰退などで下火のようです。

 それはさておき、国や自治体が推進するIT教育ですが、これには賛否両論があります。税金を投入してほとんど無料である講習会を希望者に行うという誠にありがたい企画というか政策です。すでに約1年前にIT基本法が成立しており、「5年以内に世界の最先端IT国家を目指す」ということらしいのです。個人的には、英語教育も同様に推し進めて欲しいと強く思います。なぜか不思議なことにこの勤勉な日本人にもかかわらず他のアジア隣国よりも大きく遅れをとっているわが国のIT(の利用率)ですが、その原因である巨大通信会社の責任は大きいのです。

 さて、インターネット犯罪(媒体が違うだけで電話による犯罪などと同種のもの)は別として、本質的にインターネットやデジタル化には危険な要因をたくさん含んでいるということです。ご存知のようにCG映像はいくらでもリアルに作り上げることができるのでニュース番組でさえ安易に信じてはいけないように思います。また、文字による嘘の情報などは簡単に広めることができます。それらしいコメントを付けて発信すればよいのですから。数年前ですが、痛さを数値化する単位が国際的に認知されたというデマがありました。Hanageという単位です。一本の鼻毛を抜く痛さに相当するものを1ハナゲとするものだったのです。このように、ホームページ上の情報はデマ情報も含めてさまざまな間違いが氾濫していることを認識した上で閲覧するという習慣が必要だということです。

 もうひとつ私が気になっているのは、家庭電化製品や自動車内の情報機器をインターネットに直接接続するという構想のことです。確かに技術的には可能かもしれませんが、安全性を考えると安易に導入するのは問題だと思います。現在でも、車の暴走の原因が内蔵するマイクロコンピュータの誤動作だったということがあります。人類はまだこのコンピュータや装置の本質的な安全性について解決していないのです。デジタル家電は生活を便利にしますが、危険性を承知している必要があります。

 結局IT教育とは、その技術の背景を知り同時に問題点や危険性を知ることだと思います。決してホームページを見るソフトの操作を覚えたりすることだけではないのです。ITとは何なのか(何が問題なのか)を考えて欲しいということでした。

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