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パソコンライフ 第39回  2001年6月号PC Life 39  2001/6/1

Excelはワープロソフトではありません!(前編)

 ずいぶんと意味深長なタイトルでしょう?ここ「パソコン相談室」へは毎日たくさんの生徒さんが、Excelなどソフトを勉強しに来られていますが、この言葉は日常的に私が使っているフレーズなのです。と言うのも、驚くべきことに、Excelで何ができるかは何となく知っていても、Excelは何をするためのものか、何をやらせることができるのかを分かっている人は残念ながら非常に少ないのです。

 こちらの用意した課題を使うこともあるのですが、生徒さん自身が作って持ってきたExcelのシートを見せてもらうとまずこれが100%、“ワープロ的”なのです。Excel本来の機能、持ち味を使わないで、ワープロとして使っている! それを絶対ダメとは言いませんが、非常にもったいないのです。使い方を間違えているのです。損をしているのですよ。どこでExcelを習ったのですか?と聞きたくもなります。Excelは、あなたが考えている以上に、ものすごいソフトなのですから。

 さて、その“ワープロ的”とは、どういうことかというと、Excelの良さを使わないで最後の印刷のことしか頭にない、丁度ワープロを使うときの感覚なのです。データとして活用しようという意識がない、ということを言いたいのです。Excelは、実は、何を隠そうデータベースソフトでもあるのです。ちょっと高度かもしれませんが、1)データを入力すること、2)データを蓄積すること、3)データをきれいにレイアウトして印刷すること、この3つを全く分離して作ることができるのです。そうすることにより貴重なデータを効率的に処理、解析、グラフ化できるようになります。

 兄弟ソフトであるAccessも全く同じ考え方で作成できます。ExcelとAccessの使い方の違いについては、別の機会に詳しく説明したいのですが、「Excelは自分で作って自分で使う、Accessは自分で作って他人(主に初心者)に使ってもらう」という側面があるということを覚えておいてください。

 “ワープロソフト”とは、ひとことで言うと、文章主体の印刷物を作って印刷するソフトです。最後のステップの印刷する、という目的をもったソフトなのです。他のソフトは、必ずしも印刷しなくてよいのです。画面上で見えていることがワープロソフトの全てなのですが、表計算ソフトは、見えてない機能の方がとても大事だったりするのです。

 ここで、Excelを開発したマイクロソフト社とその作者である、ハンガリー人のチャールズ・シモニー氏に感謝することにしましょう。もちろんその前身ともいえるロータス社の123やそのまた昔のマルチプランやビジカルクなどExcelにたどり着くまでの数多くのソフト達にも感謝です。

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