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パソコンに限らず世の中のコンピュータのソフトは、「目には見えないけれど価値のあるもの」として現在は認知されています。しかし、20年程前には、「ソフトはおまけ!」という時代がありました。特にわが国では無形物に対する評価が低いのでその傾向も強かったようです。そして最近では物の価値の多様性により、ソフトには無料のものと有料のものが混在するようになっています。
パッケージソフト(市販ソフト)の場合
パソコンのソフトでは、それが一般的(大衆的)であればあるほど競合製品も多いわけですから、価格については単純な市場原理で決まっているとも言えるでしょう。ソフトも工業製品のひとつなので原価計算して販売価格が決まりそうですが、他のすべての製品と異なる事情があります。それは、ソフトは独自性があり、他のものと置き換えがなかなか効かないということです。互換性がないものですから、できるだけ多くの購入者(支持者)を増やすことが最大の目的となります。即ち、競合製品をにらんでの価格設定となる訳です。「これくらい安くしないと売れないだろう」ということで、たぶん損益計算は二の次なのでしょう。
専門ソフト(データ処理関係)の場合
この分野のソフトには競争が少ない分ずっとメーカには有利です。逆に、購入者には大変不利です。自作する場合を除いて、気に入った(自分の目的に合った)ソフトは買わざるを得ないのが実状です。特に物理系や工学系のソフトには”相場”というのはないようです。残念ながらソフト会社の言いなりです。「これくらい高く設定しても買ってくれるだろう」という最高価格を検討する訳です。
受託ソフトの場合
あるユーザ向けに特別に作られるソフト(受託ソフト)に関しては、ホームページ作成と同様に、注文住宅を建てることと似通っています。ただし、材料費としては、電気代や開発用ツール(ソフト)くらいなもので、原価の大半が家賃と人件費でしょう。大雑把に言うとひと月当たりのそれらの経費を人数で割ったものがソフト会社の単価となり、これを基準に見積もりを提出し受注額が決定されます。ただし、大規模なソフトの場合には入札方式となりますが、特に公共関連では利益を度外視した1円入札などもあるようです。ソフト作成を担当した以外の業者では保守やソフト改善は事実上不可能ですので、受注することが最大の関心事かもしれません。無料またはそれに近い価格でソフトやホームページを受注してもあり、その損失分は後で十分に元が取れると踏む場合もあるということです。
フリーソフト
無料ソフトということで、フリーソフトやシェアウェアという非常に重要なテーマがありますが、これについては別の機会に触れます。
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