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パソコンライフ 第31回  2000年10月号PC Life 31  2000/10/1

メーカの立場からのパソコン事情

 現在のパソコンは、初心者にとってはまだまだ未完成品であるということは周知の事実ですが、ほぼ半年毎に(ボーナスシーズンに合わせ)新製品が出ます。しかし、新しい機能が追加されたパソコンを購入するということでしたら(もしパソコンが大好きなら)、約2年ごとに買い代えればよいのです。メーカの都合に合わせて急いで買う必要はありません。ここで冷静に考えてみましょう。

 「なぜメーカはこうも次々と新製品を出し続けるのか」の答えは極めて簡単でしょう。技術の進歩はもちろんあるのですが、数多くのパソコンメーカの競争による低価格化により利幅が限りなく小さくなったために、数多く売り続けて生き残るしかないのです。

 パソコンは、ご存知のように元々はコンピュータなのですが、ワープロやインターネットも出来るということから家電製品として位置付けられるようにもなりました。ただし、冷蔵庫やテレビの機能はどれも似ていますが、設計は各社まちまちなのに対し、パソコンは他の家電とは異なり外見こそ違いますが、中を見るとどのメーカの物も設計的にはほぼ同じです。少なくとも日本のメーカでは技術者が電気回路を設計したりすることはもはやありません。機能ごとの部品(と言ってもプリント板や大きな単位のものです)を台湾などから安く調達し、組み立てチェックし、販売しユーザのサポートをするのが日本のメーカの仕事となっています。

 今やパソコンは、極言すると“安さ”をアピールするしかない寂しい世界です。もちろん車と同じでランク(主にスピード)はありますが、他社と差別化する要素が少ないが故に、とにかく魅力的に見える新製品を次々と発表し、多くのパソコンファンに買い換えてもらう必要があるわけです。(Macについては、独占的に製造・販売しているので例外ですし、プリンター、デジカメ、スキャナーなどは各社の設計や機能が大きく違うのでパソコン事情とは全く異なります。)

 「ソフトはなぜバージョンアップするのか」については、ハードと同様な面もありますが、ソフトメーカの売上げの問題があります。劇的な何かが起きない限り、一部のソフトではこれ以上大幅なソフトの機能改善はないとさえ私には思えるのですが、実際5年前に発売されたワープロや表計算ソフトで十分かも知れません。それ以降の機能追加は、なくても支障のない機能改善が多くて“詐欺だよ”と思うこともあります。ただ、メーカも利益を得るために必死なのでしょう。少しでも新機能(必ずしも有用でない)を追加し、従来の機能を改善して新しいバージョンとして発売するのです。本当はもう欲しくないと思うのですが、密かに不具合(バグ)を修正したりしているので、それを期待して購入します。この状況はしばらく続くかも知れませんね。

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