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皆さんがこのコーナーを読まれる頃は、新年を迎える準備をしているか、または無事2000年問題を乗り切って静かなお正月を迎えているかでしょう。もしかして、昔の石油ショック当時と同様なこと(流通システムが異常になり市場が混乱すること)が起きて一時的に物不足に陥るかもしれません。が、少なくとも生命が脅かされるようなこと(核ミサイルが飛んでくる)ようなことがないと私は信じています。
さて、新年にあたり相応しい話題をと思い、今回は数字(数値)についての雑感です。2000という年は、本当にすがすがしいです。モノを十進法で数えるのは、人間の手足の指がそれぞれ10本だったからという真偽はわかりませんが、とにかく身の回りでは時計とカレンダー以外は、0から9の数字を使って、1,10、100、・・・で繰り上がりますね。1999から2000へのカウントアップは見事!です。私もその瞬間には感動することでしょう。
ところが、私としては2048年も切りがとても良いのです。コンピュータからの立場でいうとそれはある"区切り"になのです。特に、その半分の1024は、非常に切りの良い数字なのです。逆に、1000というと何となく切りが悪くて気持ちも悪い・・・、と思うのは私の職業病かも知れません。 1024や2048という数字(正確にいうと値)が切りが良いのは、現在のコンピュータの動作原理から来ています。アナログは連続量を扱いますが、デジタル方式では、0と1の2つの状態で量を表わします。これを「ビット」といいますが、8個のビットの集まり(「バイト」と呼ぶ)では、2の8乗(=256)通りの量を表現できます。つまり、8ビットは、0から255までの量を扱えるのです。同様に2倍、またその2倍と順に増やしていくと、512、1024、2048、4096、・・・となります。
小さな子供と数の計算で遊んだことはないですか?1の倍は2、2の倍は4、4の倍は8、8の倍は16、・・・、512の倍は1024、・・・。パソコンの世界などでは、1024のことを1キロと言います。メーカーや人によっては、本当に1000のことを1キロと呼ぶこともあるので注意が必要です。また、キロの1024倍(1000倍かも)のことをメガという単位で表わします。冗談かもしれませんが、ソフト屋さんからの1メガ円の請求は、本当に100万円なのかどうかの確認が必要ですよ。
皆さん、切りのよい2048年まで長生きしましょう。ちなみにその時、私は94歳でまだまだ現役でいるつもりです。 当「パソコン相談室」は、2000年も頑張りますのでよろしくお願いいたします。
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