3回前の号に、IT用語(名詞)について面白おかしく書きましたが、今回は言い回し(動詞)についてです。
- [焼いてください]
今のコピー機が世に出るまでは“青焼き”というのがあって、コピーしたいものを複写機に差し入れましたね。笑い話ですが、新人社員に「これ焼いておいて」と言って書類を渡したら、本当に焼却炉に持って行って焼いてしまったとか(笑)。現在では、CD-RやDVD-Rなどにデータや音楽・映像を書き込みすることを焼く(Burn)と言います。
- [スパゲッティーになっている]
ソフトウェアのプログラミングで、構造化されていなくて、どこからどうプログラムが進んでいくのかが全くグチャグチャでわからない状態を言います。頭の中で考えがまとまらなくてこんがらがっている時も、この言い回しを使うといいかもしれません。
- [落として使う]
Web上にあるファイルをダウンロードし、データならそのまま使うし、ソフトならインストールして使うことを意味します。「それ落として使うんだよ」って最初に聞いた時にはドキッとしますよね。
- [ググる]
ネット検索をすることを、Google(グーグル)にちなんで、”グーグルする”となり、それを短縮した言葉ですね。昔の理科系の方なら良く使っていると思うのですが、ネグる(ネグレクトする=省略する)という語感に似ていますね。
- [コピペする]
ご存知、コピー&ペーストのことですが、日本語版Windows流だと、コピー&貼り付けとなります(?)。それにしても、世の中、論文や報告書などで学生や社会人を問わずやらかすので、大きな問題となっていますね。単純なコピペは色々な意味で絶対にいけませんよ!
因みに、加トちゃんペは正しいですが、スカイペは間違いです(笑) Skype(スカイプ)ですから。
- [後で送っておくよ!]
ハガキ、手紙、そしてFAXなどは今では特別な場合を除いてほとんど使わなれなくなりましたし、デジタルが普及した後でも、データはフロッピーやディスクなどに保存して郵送などしていました。しかし、今ではほとんどすべてがデジタルデータとしてネットを介して送れるようになったので、送るよと言えばモノを送る場合を除いて、メールかファイル転送ということになります。郵便受けは玄関にはなく、パソコンの中にある訳ですね。
最後に、これは番外編ですが、私の好きなIT格言(?)です。
「男性の恋は"名前を付けて保存"、女性の恋は"上書き保存"」
おあとがよろしいようで(笑)