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まずは、この度の東北地方の地震により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。
さて、タイトルの4つの言葉ですが、今はすべてが重いですね。そして単語の後ろにはさらに“怖いもの”と付けたいですが、情報だけは、とりあえずは“必要”なものでしょう。しかし、偽りの情報はもちろん要りません。 情報については、メディアの問題、広報の問題、伝搬の問題など様々あります。今回は考えさせられることが多いです。テレビでの東電、保安院、そして政府の各会見などは、その発表方法も問題ありですが、情報の内容や発表者の頼りない口調や表情からは明らかに重大な何かを隠ぺいしていることがうかがえました。世界に恥もさらした訳です。
さて、今では自治体も活用しているツイッターですが、【拡散希望】という言葉などを先頭につけて情報を一気に広めることもできます。またリツイートという引用したつぶやきの機能もあります。これはチェーンメール(昔の不幸の手紙)と似ているかもしれません。デマを広めて社会を不穏にする悪意のツイートもあるでしょうが、勘違いや思い込みもまた一気に爆発的に広まる可能性があります。間違った情報ほど、不安に乗じて速く伝わるものですし、著名人の書き込みは一気に広まるので要注意です。火力発電所爆発時の雨の話、ヨード液を飲む話などがありましたが、すぐに打ち消されました。最初の情報発信者のちょっとした不注意もあるわけです。
地震、津波、原発は、もうまっぴらですが、情報も時には要らないかもしれません。準備には考えるための情報が必要ですが、本番になったら情報よりも大事なことがあるように思います。それは本能とか運とかいうものかもしれません。今回のような大災害や悲劇的事故が始まってしまえば、我々は受け取った情報をどう活用するかが大切になってくるということです。自らの頭で考えて行動することですが、そこには時には過剰な情報が邪魔になるかもしれません。
予報された津波の高さが5mということでゆっくりと避難していたら、実際には10m以上あって流されてしまった悲劇もあったとか。逆に、情報に疎い人はとにかく一目散に高台に登って行って助かったとか…。
「お上の発表することだけを信じろ」という意見と、「お上は真実を隠蔽しているから盲目的に信用するな」という意見の対立は必ずいつも最後まで残るようです。どちらを信用するか、それは個人個人が判断しなければならないことです。このことを“情報リテラシー”というらしいですが、情報活用能力を意味します。情報を確認、吟味し、自分のモノにする、そういう能力が今後はいっそう求められるようになるのではないでしょうか。
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