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パソコンライフ 第147回  2010年10月号PC Life 147  2010/10/1

ネットの普及で問題化する最近のレポート作成事情

 パソコンや携帯などデジタル機器の普及で“読めるけど書けない漢字”がずいぶんと増えました。私も薔薇や憂鬱を普通に使用していますが、恥かしながら書けません。さらにインターネットの普及で昔は存在しなかった様々な犯罪が次々と生まれ、法律が追いつかないことも問題です。生身の人間がネット技術発展の陰の部分に翻弄されているようです。今回は、若者を中心とするケータイ依存症やネットゲーム依存者たちも問題ですがもう少し身近な話題です。

 昔だと、と言ってもせいぜい20年くらい前までですが、何かについて調べ物をしたければ、図書館に行って何冊も本を借り必死に読む事でした。今では、極端に言えば「パソコンの前に座れば答え一発!」みたいな超効率的なことになっています。それくらいネットからの情報量は何十倍、何百倍どころか無限大くらいに大きな差があるでしょう。ただ、単純な言葉の意味を調べることには重宝しますが、知らない出来事や事実を調べるのはやはり大変です。先月号に書きましたが、その真偽まで真剣に突き詰めることは容易ではありませんから。

 さて、同じ疑問や目的を持った人たちは世の中には意外と多いもので、その者たちたがサイト上でうまくまとめて報告してくれていたりするものです。そのページを検索で見つけたら大変にラッキーな半面、考え方によってはそれは少し困ったことかもしれません。非常にきちんと理路整然とまとまっていたりするとそのまま信じてしまったり、さらに自分のものとして頂戴しようかと思ったりします。無断転載はもちろん犯罪ですが、無頓着な若者も中にはいるわけです。

 大学や職場でよく問題視されているのがレポート内容のようです。時々ニュースで目にする議員さんの国内外の視察報告も同様でしょうが、ネットから引用した文章を切り貼り適当に編集するだけで見た目にも見栄えの良い報告書が完成してしまいます。しかし、そこには引用の記載もなければ、ひどいものはただデータを転載しただけで、肝心な自分自身の考えや感想、意見、提言などが書かれていないことがあるのです。これでは報告書とは言えませんね。単にデータをかき集めてきてきれいに綴じただけです。

 データはいくらでもネット上にあります。怖いのは、時には結論や考察もネット上に書かれているということです。ネットで検索して調べて、安易にそれをコピペしてレポートにすることだけは避けたいものです。

 他人の文章やデータを使用する時にはご注意を!イラストでも写真でも同じですね。

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